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佐藤先生について

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DR.SATO

01

代表紹介

Monogatari, sore wa
sono hito ga ikitekita jikan.
Hirtori hitori no
monogatari ni yorisou.

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    02

    ご挨拶

    なぜものがたりを大切にしているのか

    Monogatari, sore wa
    sono hito ga ikitekita jikan.
    Hirtori hitori no
    monogatari ni yorisou.

    私がものがたりを大切にしているのは、人は単に出来事の積み重ねとして生きているのではなく、その出来事をどう経験し、どう受けとめ、どのような意味を与えながら生きているかによって、自分の人生を形づくっていると思うからです。

    同じ出来事を経験しても、それが安心として残る人もいれば、深い傷として残る人もいます。失ったものの大きさも、そこに込めていた願いも、誰かに言えずに抱えてきた思いも、一人ひとり異なります。表面に見える事実だけでは、その人が生きている世界はわかりません。だから私は、何があったのかだけではなく、その人にとってそれがどのような出来事だったのかを大切にしたいと考えています。

    ものがたりは、きれいに整理された説明とは限りません。むしろ、うまく言葉にならないこと、何度話しても言い尽くせないこと、話しながら自分でも初めて気づくことを含んでいます。人はいつも、自分のことを明確に理解できているわけではありません。それでも、語ろうとすること、思い出そうとすること、言葉を探し続けることのなかに、その人が自分の人生を生きようとする姿があらわれます。私は、その営みそのものに大切な意味があると感じています。

    同時に、ものがたりは「その人を決めつけるための枠」ではないとも思っています。人は一つの説明で尽くせる存在ではありませんし、語られたことの奥には、まだ語られていない思いや沈黙もあります。だからこそ私は、ものがたりを急いでまとめたり、わかったつもりになったりせず、その人の言葉の背景にある時間や関係、迷いや願いにも心を向けたいと思っています。

    ものがたりを大切にするということは、その人の人生を、外から評価したり整理したりする前に、まずその人自身の時間として尊重することだと考えています。

    私はこれからも、一人ひとりのものがたりに丁寧に耳を傾けながら、人を理解するとはどういうことかを考え続けていきたいと思っています。

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    03

    書籍紹介

    先生がこれまでに紡いできた言葉を、著書を通してご紹介します。気になる一冊がありましたら、ぜひ手に取って、その言葉に触れてみてください。

    Monogatari, sore wa
    sono hito ga ikitekita jikan.
    Hirtori hitori no
    monogatari ni yorisou.


    ナラティブホームの物語

    終末期医療を支える地域包括ケアのしかけ

    2015年(医学書院)

    ものがたり診療所やナラティブホームがどのように生まれ、患者さんの「ものがたり」を大切にする医療・介護を実践してきたかを詳しく紹介しています。現在も「ものがたり」の理念を最も深く知ることができる代表作です。


    家庭のような病院を

    ー人生の最終章をあったかい空間で

    2008年(文藝春秋)

    患者さん一人ひとりの人生に寄り添う終末期医療への思いや「家庭のような病院」を目指した実践をまとめた一冊です。


    患者様とお医者様ー必要とする人に適切な医療を

    (吉田あつし氏との共著)

    2008年(日本評論社)

    医療制度や患者とお医療者の関係について考察した本です。


    高齢社会を生きるー老いる人/看取るシステム

    清水哲郎編

    2007年(東信堂)

    第9章 医師が目指す「ナラティブホーム」 佐藤伸彦

    医療は病気を治すだけでなく、その人の人生のものがたりに寄り添う営みであるという考え方を紹介しています。